ごあいさつ

龍体文字~龍神様に導かれて~

「龍体フトマニ書の会」ホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

私は、創業明治43年 名古屋の暖簾屋「大坪旗店」に生まれました。
自宅の小さな中庭には白龍神が祀ってあり、物心つく頃から祖父や父にならい毎日手を合わせておりました。聞くところによると、私の曽祖父で創業者「與七郎」が縁あって龍神様をお招きしたとか。

曽祖父から祖父、父、私へ。世代を超えて見守って頂いております。
父が他界し家業を受け継ぐ折に名を「與七郎」に改名し、真っ先にやったこと。それは古びたお社を新しくし、更に朱色の鳥居を建てました。中庭を御神域にするためです。すると不思議なことに私の染色作品が日展をはじめパリで100年以上の歴史のあるサロン・ドートンヌ展入選を果たし、染色作家として歩む覚悟ができました。
2017年9月、念願だったパリ日本文化会館で染色作品(主にのれん、幟)の個展と、のれんづくりの講座を行いました。オープニングセレモニーではフランス大使夫人にご臨席賜り盛大に開催されました。
また2018年2月には天河大弁財天社にて大暖簾に龍体文字の奉納揮毫をさせていただきました。
今、龍神様が大きく動き始めている。細胞が躍る感じを覚えております。

思い起こせば2017年4月25日、奈良と京都の県境に駆けつけ修行の後「龍体文字のフトマニ図」を習得。氣を鎮め半紙に墨で丁寧に書く。書いた文字からエネルギーが出ているのを、指導の先生と私で確認しました。これを皆様にお伝えしたい、強い思いがこみあげました。

染色作家として徹底的にこだわりたい。そこで、古代から神事にも使われる麻に柿渋で染め重ね深い焦げ茶色に染め上げ(おそらくは古代人はこの色を多く用いたのではないか)そこに純金で筆書き。書く前には香をたき、大祓祝詞、龍神祝詞奏上。出来上がった作品に神の島、久高島の塩で清めます。そうすることによって飽きのこないホンモノの輝きと少しでも良質なエネルギーをお届けし、日々の健やかな暮らしのお手伝いができるものと信じています。

龍体フトマニ書の会 代表
大坪 與七郎